見よ!これが盛大な結婚式だ!皆で参加だ!
そこにいる君も!

きつねの嫁入り行列は上土(あげつち)にある上土朝日神社、毎月15日に開催しているいなり市、そして、沼津の創作童話に存在するお話を合体させて八年前から開催されているイベントだ。


これは実際に結婚するカップルを募集し、宮司(神社の神官)を呼び、結婚の儀式を行う
和の結婚式であるが、普通皆が想像する類の結婚式よりも、盛大に行われることが特徴だ
このなんとも不思議な結婚式の当日は、上土朝日神社近くで無料でキツネのメイクを施してくれる
メイクを施すのは地元学生の皆さんや、商店街の方々


また、結婚の儀式後に行われる
上土稲荷神社から仲見世商店街へと回り、また上土稲荷神社へと帰るという
当イベント名物の行列に誰でも参加できる


この結婚式におけるバージンロードはとても長い
我入道から渡し船で花嫁を送り、上土でお婿さんは待つ
そして、二人は出会い、上土朝日神社の前で結婚式を行う
新郎新婦が人力車に乗り、商店街の周りをまわるのはその後だ
商店街をまわる際、彼らの親族(キツネのメイク済み)が人力車の後に続く
他の参加者達も彼らについていく
ゆっくり歩くのでシャッターチャンスはたくさんある

たくさんの方々の洗礼の中、結婚式をする。女性にとってはとても幸せだろう。
フリーマーケットもやってる!
警備員も狐!?


意外な繋がりがココに
上土朝日稲荷神社は1579年に武田勝頼が三枚橋城を建築する際、城の守護として稲荷・天神社を場内に祭ったのが始まり
つまり、対立していた北条水軍の長浜城と繋がりがあるのだ。(詳しくは長浜城ページにて)
1777年にもともとあった稲荷・天神社を上土裏通りの旧城址の古堀跡(六軒町)に移築したようだ。明治18年には八幡町の八幡神社内にまた移動し、その後、現在の上土にしずまった。
参考:きつねの嫁入り行列 沼津あげつち商店街
http://numazujournal.net/2013/10/きつねの嫁入り