テクテクあるくわVol 1掲載店その3

沼津港エリア

松福ラーメン本店

沼津、静岡の人気ラーメン代表の一角として知られる松福ラーメン、その本店。
二十年前に開店したここが、『うまいラーメン』の始まりの地である。
他にも沼津東椎路店、熱海長浜海岸店、富士店があり、その味は多くの客を魅了し続けている。
二年前にスープなどの工場が作られたが、できるまでの間はあまりの人気故にスープ不足で、明朝までスープを炊き続けることもあったという……

ガツンとくる豚骨醤油のこってりラーメンは、油の量や味の濃さを調整出来て、自分好みの味を追求することもできる。
こってりとした味わいだけあって、職人やサラリーマンが昼には多い。
しかし、夜になると家族連れやカップルで訪れる客も多いというのが人気の証明。

人気店は向上心も欠かさない。
辛うまいヒキニクを使用した『赤うまいラーメン』が新商品として登場。
刺激を求めるあなたにお勧めする商品である。
家族や大人数で訪れるお客さんにお勧めするのがチャーハンの大盛をシェアすること。
ラーメンとチャーハンという黄金バッテリーをみんなで味わう空間は絶品である。

沼津市千本港町57-1
TEL:055-951-7277
定休日:元旦のみ
営業時間
11:30~16:00・18:00~24:00

 

みなと新鮮館・丸勘

秋にアニメの一期が終わり、冬に差し掛かっていく中、ファンの間でよく名前が挙がるようになったお店がある。
そう、丸勘というお店である。
安価な海鮮丼や定食の数々は、沼津に訪れる聖地巡礼目当ての若者たちにとって目を奪う宝石のように映ったのか、日々多くの人でにぎわっている場所だ。

そんな丸勘――元々はアジの干物原料などを卸売りしていた問屋の会社である。
沼津みなと新鮮館が八年前に設立されて以来、館内で干物を売っていたのだが、数年後には震災の影響も重なったことで客入りが減り、売り上げに悩むときもあったという。
しかし、「丼を提供したい!」という店長の熱い思いを元に、昨年から食堂としてのスペースを用意。
新鮮館で唯一観光客向けに朝早くから営業している海鮮丼のお店としても、開店した。

ラブライブが始まるようになるまでは、港近辺に訪れる客の年齢層は高齢者が多かった。
沼津港は干物を扱うお店も多く、一部の層を全店で取り合うことが多かったという。
しかし、ラブライブで盛り上がると若者が増えた。
これまでの客層だと、相席必須だった丸勘のようなテーブルを好まれなかったり、贅沢をしたいと別のお店に行くことが多かったが、今では若者たちの行きやすい店として広まっている。

「ラブライブのブームに丁度マッチしたんだなって、感じてます」

と、社長はいい笑顔で話していた。

丸勘の海鮮丼と言えば多くがワンコインと、大変お安い。
その安さは県外の方々から『こんなに安くて大丈夫!?』という心配の声が上がっているほど。
しかしご安心を、安さの理由はちゃんと存在する。
丸勘の丼に使用している海鮮の多くは魚問屋であることで、仕入れ値を安くすることができる。
丼に使うご飯は、ライスセンターに発注するのではなく、お店が自分たちで炊くことで安価に抑えられる。
これらの事情などから、多くの美味しい丼を安く提供できるのだ。

反面、お米をお店で炊くという都合上、店員が少ない時など手が回らないことも多く、ご飯を切らしてしまうこともある。
また、新鮮館の中の限られたスペースで営業しているため、大勢の客を待たせることが多いというもある。
スペースの都合上、テーブルが少ないことは申し訳ない――と、社長は苦笑していた。

また、土日祝日限定の甘えび味噌汁は社長曰く『感謝の気持ち』、ありがたくエビの味噌汁を皆で堪能しよう!

TEL:055-941-8770
住所:千本港町128-1
定休日:第二・四 火曜日
営業時間:7:30~16:00

 

沼津バーガー

※別ページ有り。リンクにて直接つないでいます。

 

千本一かもめ丸

テレビなどでも紹介される『ぬまづ丼』。
このお店はぬまづ丼が有名なお店である。

このお店の前身は『魚魚丸(ととまる)』というお店。
釣った魚をその場で調理していたということで釣り客が当時は多かったという。
今の『かもめ丸』になってからは釣り船をやっていないため、食事処としての営業を行っている。
また、魚魚丸当時のメニューの1/3が未だに残っている。
当時は寿司などが多かったが、今では海鮮丼の方がメインである。

元々漁師のお店だったということもあり、港に在る店の中でも特に漁師の番小屋のような内装をしている。
魚を客の好みに合わせて調理するスタイルは昔から変わっておらず、浜の料理屋のような感じである。
この店の売りは、『漁師飯を【料理として】手の生きた職人が手掛けて提供する』というコンセプト。
『ほかの店とは違う』ということを自信ありげに、代表は語った。

そんなお店の看板商品、ぬまづ丼は2000年に開催された『ぬまづ丼コンテスト』という、「沼津の美味しいものを詰め込んだどんぶり」のコンテストから誕生した。
47作品の丼ぶりが出展され、そこから十数作品へと絞られ、そこからコンテストが行われ、選ばれた三作品から改めて順位が決められた当企画。
そしてかもめ丸こと『千本一』は、「しらす、生しらす主体で、ご飯にアジの干物をほぐした丼」で準優勝の座に輝いた。
それから具をもっと華やかになったものが、今テレビなどでも紹介されるぬまづ丼である。

海鮮丼もお薦めだが、もう一品としてお薦めするのが『サザエのかき揚げ』や『ハラミ焼き』である。
特にハラミ焼きは魚を一尾丸ごと卸しているからこそ、提供できる。と、お薦めしていた。

沼津市千本港町101
TEL:055-952-0025
定休日:水曜日
営業時間
平日11:00~15:00・17:00~20:00
土日祝日10:30~20:00

 

魚河岸丸天・魚河岸店

昭和41年に創業してから今年で五十周年を迎える、テレビなどでも取り上げられることの多いこのお店。
創業当時は現在のお店の真向いの位置で六坪ほどの広さの食堂だったらしい。
昭和58年になり、今の位置で開店したという。
今より六年前から、みなと店が開店していて、新しい場所には昨年移転して、開いている。
未だと富士店など多くの分店が店を構えている。

このお店の代表商品と言えばかき揚げ丼。
テレビでこの特徴的な姿を見かけた人も多いに違いない。
大きな円柱型のボリュームたっぷりなかき揚げは商標や特許を取っていることでも有名である。
他にも丸天と言えば、マグロのテールシチューや、テールステーキ等も有名。
先代の社長が大変なチャレンジャーだったということもあり、多くの有名商品が誕生し、今でも名を連ねている。

他にもマグロ・ブリ・サーモン・シラス・桜エビなどふんだんに盛り込んだ『丸天丼』は平日150食、休日祝日は250食限定での提供。
豪華かつボリューミーなのに、それに反したお得な値段は、おなかを空かせる食べ盛りなあなたを満足させてくれるだろう。
料理についてくれるあら汁やご飯は一度だけなら無料でお代わりができるので、食べたりないと感じた貴方は是非頼んでみよう!

また、Aqoursがニコ生課外活動にて訪れた聖地でもあり、サインが飾られている!

TEL:055-963-0202
住所:沼津市千本港町114-1
営業時間:7:00~21:30

 

港の揚げはんぺん屋

テレビや雑誌でも紹介される、アツアツの揚げはんぺんをその場で食べられるこの店。
元々『やいづ屋』は大正4年からずっとはんぺんの卸売りを行っていた。
それが今の代になり、『揚げたてのはんぺんを食べてほしい』という想いの元、当店がオープン。
ここでしか味わえない『まかないはんぺんメンチ』や、数々の揚げたてはんぺんの美味しさが好評を呼び、何度かテレビなどにも取り上げられている。

看板商品は上記にも取り上げた通り『まかないはんぺんメンチ』。
白身魚がメインで、ほかにもイカや玉ねぎを始めとした野菜、豚挽き肉等でできたこれは、数量限定でパンにはさんで『まかないはんぺんメンチバーガー』として食べることもできる。
多い時には一日で200~300も売れるというのだから、その人気ぶりは伝わるだろうか。

また、静岡と言えばで有名なアジを使った黒はんぺんの『アジはんぺん』や
週末10~5月の間でおこなわれる実演販売で作られる、素材が毎毎に違う『俺の揚げはんぺん』などもお薦め。
実演販売は子供の目線でも見られるようになっており、大人から子供まで楽しめる空間がそこに在る。

店長は『揚げたてを食べて「美味しい!」って声が聞こえることがうれしい』と語る。
一度買った客が、港を回った後に再び買いに来てくれて、生の『声』が聞こえる様子というのは卸業だとなかなか味わえない喜び。
店頭にソースやしょうゆなど味のアクセントになるものが配備されているのはそんな店長の喜びと、はんぺんを美味しく食べてほしいという想いが表れている。

また、店長は清水エスパルスの熱狂的サポーターでもある。
店内にはエスパルス選手のサインなどが飾られている。
『サポーターに限らず、サッカーが好きな全般にも来てほしい、サッカー談義で盛り上がるのもいいですよね』
と、茶目っ気たっぷりな表情で彼は笑っているのであった。

お問い合わせ
080-3254-8810

住所
沼津市千本港町122-4

定休日
火曜

営業時間
平日:11:00~15:30
土日祝:10:00~15:30